恋心は超グリーディ

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Apr 16, 2019 - others

ゲーマー向け、ワインの扱い方

最近ワインについて急に調べ始めたゲーマーです。知っておくだけで「それっぽく」見えるワインについての見識をまとめました。

導入

ワインについて私は完全に専門外です。師匠もつけずにこれほど独学したのは初めてかもしれません。固より一人で勉強していたのですが、本文を書こうと思いましたきっかけは、

  • 番組出演でワイングラスを持つことがある
  • 金持ちキャラで売ってるけどワインの知識がない

…という状況に陥ったゲーマーの方が周りに出てきたからです。私も手探りなのですが、今なにも知識がなくともこれだけ読めば「それっぽい人間」になれるような内容をまとめました。

ワインは南北アメリカ・欧州の日常であり、ブルジョワの象徴でもあります。そのためアジアの若者にはかなり縁遠いものなのですが、小道具やキャラ付けとして非常に有効なツールですので、ゲーマーがブランディングを進めるためにも参考にして頂ければと思います。

順番に、勝手なカテゴリ付けにて解説いたします。

グラスの持ち方

まずはここです。所謂「ワイン持ち」は、正確には「ブランデー持ち」であり、今は使いません。
ゲーマーが考える「ワイン持ち」 はこちらではないでしょうか?

ワインは、グラスの柄(stem)を、普通に持ってください。→ 海外の記事ですがこういったもの があります

(ワインで「ワイン持ち」をすることは昔から余りありませんでした。ブランデーでは昔このように持っていたこともありますが、それは醸造技術が今よりも低かったため、匂いを出すための工夫だったと云われています。)

海外ではボウルを持つ方法が人気だったりするのですが、その辺りが分かる方はご自身で判断されてください。とにかく「ワイン持ち」or「ブランデー持ち」が謎であることを知って頂ければと思います。

乾杯

ワイングラスで乾杯する場合は「カチン」とグラスを当てることは余りしません。

(ワイングラスは高級なものほど薄いガラスで製造されます。注いだワインの温度変化を最小限に留めるためです。薄いグラス同士をぶつけると割れてしまうため、特に高いワインでは当てないことが慣例です。)

ただ、こちらは絶対の法則ではなく、もしもてなして下さるホストの方が当てる派でしたら、ゲストのこちらも当てましょう。

ビンテージの概念

「ビンテージ」は「古い」という意味ではありません。 ビンテージは「年指定」という意味です。

正確には「N年モノのワイン」というよりは「1990年 ロマネ・コンティ」のように、「当たり年」で指定することが一般的です。実際にどういった銘柄がいつ当たり年なのかは、 こういったリスト をご覧になると分かります。

(特にフランスでは法律でワイン栽培に人の手を加えることを禁じている面が多いため、明確に当たり年・ハズレ年が出ます。)

おまけ

シャンパン

「スパークリングワインとシャンパンはどう違うの?」とよく訊かれます。

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で、法律に基づいて製造法を守ってつくられたものだけを呼びます。このルールは絶対で、日本ですら「シャンパン風」といった名前のついたソフトドリンクを出そうとすると止められます。

シャンパンの中でよく最高峰と呼ばれるものが「ドン・ペリニヨン」(=ドンペリ)です。LVMH(ルイ・ヴィトン)が銘柄を持っています。

逆に、その他のスパークリングワインには其々の呼び名があります。イタリアのものは「スプマンテ」と呼び、スペインのものは「カバ」と呼びます。

ボルドーとブルゴーニュ

「赤ワイン」についてです。絵を描く人は特に注意してください。

ボルドー地方とブルゴーニュ地方は、フランスの其々 西・東 に存在する有名な「産地」の名前です。勿論双方で赤ワインが造られています。ともに「フランスの赤ワイン」ではあるのですが、用いるグラスが異なります。ボルドーとブルゴーニュは、瓶の形が異なるところが有名ですが、グラスが異なる点もセットで憶えておいてください。

(ちなみに、赤・白に加えてスパークリングワインも、其々用途に合わせてグラスの形が異なります。詳しくは こちらの記事 にもございます。)

フランスのワインとそれ以外

「良いワインのテイスティング」や「1本N万円のワイン」といった場面で登場する、ゲーマーからは想像がつかないハイコンテクストなものは大体フランス産のワインです。ボルドーでは「5大シャトー」、ブルゴーニュでは「ロマネ・コンティ」といった名前が挙がります。

一方、イタリア・スペインのワインは、確かに高くて有名なものもございますがフランスほど巨大なピラミッドを形成していません。理由はいろいろありますが、学べば学ぶほどフランスワインのブランド戦略は参考になります。

ただ、味のコストパフォーマンスだけで云えば、私のような庶民では正直アメリカ・イタリアのワインの方が良いように思えます。特に料理に応じてワインを注文する場合、「ブルゴーニュの白ワインはテロワールの性質上a#$g’%」と云われても意味不明です。むしろイタリアのワインは料理に合わせる時は単純にして有能であり、

  • 肉なら北イタリア
  • 魚ならイタリアの海沿い

から選べばほぼ大丈夫です。アメリカ:ニューイングランドの方々は、困ったらイタリアのワインを選ぶ派も実際いらっしゃいます。
最近は 「Amazon ソムリエ」 なんてものもございますので、困った時にお試しください。

以上

こんな感じです。日常に役立てて頂ければ幸いです。ワインについては、専門外であるがゆえにアップデートがありますので、今後また書くかもしれません。よろしくお願いいたします。

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